ロト予想 ~~ちょっと数学的な考察 (続き)


前回は確率論的情報の話がメインでしたから、今回は統計的情報についてです。これは実際の抽選結果に基づいて確率論的情報と共通の項目(シーブの発生回数、全体から見た割合、平均的発生間隔)に加えて、発生履歴をまとめたものです。

小難しく聞こえますが、下の表を見てもらえば一目瞭然です。前回に引き続いてミニロトを例にし、統計データは過去50回の実際の抽選結果とします。(@2014/11/18)

              
奇数/偶数 確率論的情報統計的情報
割合 間隔 割合 間隔回数 履歴
5/0 2.6% 38.9 2.0% 50.0 1 3-1-46
4/1 16.1% 6.2 20.0% 5.0 10 9-1-11-1-14-1-...
3/2 34.6% 2.9 34.0% 2.9 17 4-4-3-1-2-1-...
2/3 32.1% 3.1 32.0% 3.1 16 1-1-6-1-1-1-...
1/4 12.9% 7.8 10.0% 10.0 5 1-1-1-12-1-7-...
0/5 1.8% 56.6 2.0% 50.0 1 16-1-33
青太字は出現を表す)

上の表を見ると、例えば奇数1個、偶数4個の組合せは、直近50回の抽選では確率論的な期待値より出現が少ないことが分かります。したがって、このシーブに関しては次回の予想は

  • 次回は出現して確率論的な期待値に近づくのではないか?
  • 統計的には過去に11回の不出現間隔があるので、今回も”不発”ではないのか?

のような”思案”を巡らすことになるでしょう。

また奇数3個、偶数2個の組合せは、出現回数だけ見ると確率論的な予想と統計的な実績の”乖離”が小さいと判断できるので、このシーブに関しては次回の予想は

  • 4回連続で”不発”でこれは確率論的にも統計的に見ても”出なさ過ぎ”なので次回は出現するだろう
  • いやいや、ここは大方はこの組合せが”来る”と予想するから、自分は”裏をかいて"敢えて”不発”予想だ(少数派予想は当たったらデカイし...)

のような”ヨコシマ”考えが頭をよぎる方もおられるかもしれません。

いずれにしてもLoto765の予想プロセスの楽しさは、このシーブの取捨選択にありますから、時間の許す限り”悩んで”いただいて良いと思います。

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