今回はフィルターの構造を説明します。
前回と同じように2つのフィルターから構成される絞り込みプランですが、更に複雑な例を考えてみましょう。
- 「過去5回の抽選で選ばれた数字を4個と選ばれなかった数字を2個含む」パターン
- および
- 「過去5回の抽選で選ばれた数字を3個と選ばれなかった数字を3個含む」パターン
- かつ
- 「奇数を3個、偶数を3個」のパターン
- および
- 「奇数を4個、偶数2個」のパターン
- および
- 「奇数を5個、偶数1個」のパターン
この絞り込みプランは出現フィルターと奇偶フィルターとで構成されてます。
また出現フィルターは2つの”篩い”(ふるい:シーブ)から、奇偶フィルターは3つのシーブから構成されています。
シーブとは同じフィルターのなかで、絞り込み条件を変えたものです。例えば奇偶フィルターで「奇数を3個、偶数を3個」のパターンと「奇数を4個、偶数2個」のパターンでは絞り込みを奇数と偶数の数に着目する方法は同じですが、奇数と偶数の組合せが異なるので、別のシーブになります。
フィルターは通常、複数のシーブを持っていますが、同じフィルターでもロトの種類によってシーブの数は異なります。
例えば、奇偶フィルターはミニロトでは奇偶パターンが(0個,5個)、(1個,4個)、(2個,3個)、(3個,2個)、(4個,1個)、(5個,0個)の6個ありますから、シーブは6個になります。同様にロト6では7個、ロト7では8個のシーブが奇偶フィルターにはあります。
同一フィルターの中で複数のシーブが選択された場合は各々のシーブによる絞り込み結果を全部寄せ集めたものがそのフィルターの絞り込み結果となります。つまり、各シーブによる絞り込み結果の”論理和”がそのフィルターの絞り込み結果となります。
あるフィルターで1つもシーブが選択されなかった場合は、そのフィルターは絞り込みに参加していない、ものと見做されます。逆に全てのシーブを選択するとそのフィルターは”全通”状態で、これまた絞り込みの効果が出ないので、結果、そのフィルターは絞り込みに参加していないことと同様になります。
一方、フィルター相互の絞り込み結果の取り扱いは、各々のフィルターによる絞り込み結果のうち共通するものだけが最終的な結果になります。つまり、各フィルターによる絞り込み結果の”論理積”が複数フィルターを含む絞り込みプランの結果となります。
フィルターのシーブのうち1つ以上、選択されるとそのフィルターは”ON”になり絞り込みの効果を発揮します。したがって1つのフィルターも”ON”しなかった場合と全てのフィルターの全てのシーブを選択した場合は同じ結果となります。つまり数字プールの数字を全て使った”全組合せ”が絞り込み結果となります。
Loto765スナップショット その3