第892回ミニロトの振り返り
セットは想定外のAセット
立会人は事務局スタッフの女性なのに、何で???
上司の指示に素直に従いそうな雰囲気の人だったが、内に秘めた思いがあったのか...
Aセットは想定していなかったので、ストーリー予想のシミレーションということで
いつもの通り継続フィルターを見てみると、
継続数字は0個以上のパターンが発生しそうなので、スタート数字は継続数字以外から選ぶことになる
いつもの様に境界隣接線を探る
今回作動しそうな兆候があるのは2回と3回出現グループの境界線。
この境界線に隣接している(28,3)のうち、"3"は新人数字の隣なので、こちらを選ぶ。
"3"から一位揃い数字(13,23)を検討するが、両方とも隣接線数字ではないので、このルートはここまで。
同様に連続数字ルートで(2,4)を検討する。両方とも隣接線数字ではないので、このルート探索もここまで。
普通は最後に隣接数字ルートを検討するのだが、スタート数字が境界隣接線数字なのでこのルートはもとから探索しない
そこで今回のBIO予想表PLUSの方に目を移し、今回の位置取りルートを探る
基本、長老数字、新人数字の隣で隣接線数字が筋の良い数字
この条件を満たすのは(10,26,21)
"10"は新人数字なのでスタート数字を決めたときの事情から選び辛い
残った(26,21)は境界隣接線数字で、この境界線は前回作動しているので、今回は期待できない。
ということで今回は鉄板数字としてはスタート数字の"3"だけしか自信をもって選べなかった。
結果論ではあるが、連続数字ルートで"2"を
今回位置取りルートから"21"を選べば、正解だったのだが...
こんな時は鉄板数字は1個で我慢し、継続フィルターとフィルターを調整して、絞り込む
例えば数字プールで全選択をせずに、待機期間が11回以上は削除するとかの、"制約"をつければ絞り込むことは可能だ。
事務局女性スタッフの想定外のセット選択のお陰か、
1等は6口と少なく賞金は約2.5千万円と高額になった
ガチなロトファンは例外なくセット予想派だから、
ミニロトでセット選択をあんまり弄るとガチなロトファンが離れていきますよ〜、事務局長さん。
第1112回ロト6の予想
この頃はちょっとロト6のセット選択に正常化の兆しが出てきた
第1グループと第2グループが続いているので、そろそろ第3グループの出番。
したがってセット予想は
本命Hセット、対抗Iセットで
今日の雑感
2016年年末ジャンボ宝くじ
台風のせいで10月に入っても真夏日が発生したりしたが、気付かぬうちにもう年末ジャンボ発売内容が発表されていた
1等前後賞合わせて10億円が今年も"ウリ"だ。
去年の年末ジャンボ宝くじと同様、1等前後賞合わせて10億円で1ユニットが2,000万枚となっている。
等級 | 当せん賞金 | ユニット当りの本数 |
---|---|---|
1等 | 700,000,000円 | 1本 |
1等の前後賞 | 150,000,000円 | 2本 |
1等の組違い賞 | 500,000円 | 199本 |
2等 | 15,000,000円 | 20本 |
3等 | 1,000,000円 | 200本 |
4等 | 100,000円 | 20,000本 |
5等 | 3,000円 | 200,000本 |
6等 | 300円 | 2,000,000本 |
去年も書いた話だが、マスコミは10億円まで引き上げられて過去最賞金額と、大きく報道したが、
1ユニットが2,000万枚と従来の2倍になったことには全然触れていない
これって1等および1等前後賞については当せん確率が半分になったという意味だから、本当はもっと大騒ぎしてよいハズなのにも拘らずにだ
多くの人がお目にかかる当せん、即ち末等は10枚で1枚300円当たる、その上の5等は100枚買って1枚3,000円当たる、
この部分は変化がないから、気付かされていないだけなのに...
なぜ1ユニットの枚数を増やしたのか?
答えは法律と宝くじ協会の思惑が交差した"産物"というべきだろう。
法律とは、宝くじ付証票法のことで、ここで定める還元率がキーポイント。
簡単にいうと、宝くじの販売代金のうち賞金に回せるのは最大で50%
逆に言えば宝くじの販売代金の半分以上は国・地方自治体の取り分とする、というエゲツナイ定め
協会の思惑とは末等の300円は購買意欲を刺激する効果もあり、かつまた換金率も低い"美味しい賞"であるとの認識と
ライバルのtoto/BIGが最高賞金10億円を出してきたので、こっちも負けるわけにはいかないという事情のこと。
一言で言えば最高賞金10億円を出しつつ、末等300円も続けたいって話。
1ユニット1,000万枚のままでこのワガママな話を実現するとなると、
クジは1枚300円なので1ユニット1,000万枚の売上は30億円。
ここから法律の要請で賞金に回せる原資は最大15億円
ここからまずどうしても無くしたくない末等の原資を確保
300円が100万枚(1,000万枚x1/10)出るのでその分の賞金は3億円
残りは12億円。2等から5等までと1等の組違い賞を全部廃止すれば、1等6億円、前後賞2億円で、総額10億円みたいな設定はできる
ところがこれではBIGに対抗して出しました、という姿勢があまりにもアケスケで
1等6億円の他に末等300円だけ残すと、たかが300円の賞金なんて要らない廃止しろと、
末等存続に非難が集中してしまうかもしれない...
等級 | 当せん賞金 | ユニット当りの本数 |
---|---|---|
1等 | 500,000,000円 | 1本 |
1等の前後賞 | 100,000,000円 | 2本 |
1等の組違い賞 | 100,000円 | 99本 |
2等 | 20,000,000円 | 2本 |
3等 | 1,000,000円 | 100本 |
4等 | 50,000円 | 10,000本 |
5等 | 3,000円 | 100,000本 |
6等 | 300円 | 1,000,000本 |
そこで従来通りに2等から5等と1等組違い賞を2014年の年末ジャンボと同様に設定すると、この分の必要原資が4億9,990万円
そのため1等・前後賞に回せる賞金は残り7億10万円になってしまい、10億円は払えないことになる
どうしたものか、協会は悩んだ(実は悩んでないかも)...
1ユニットを2倍の2,000万枚にして、1ユニットの売上を60億円にして賞金に回せる原資30億円を確保しつつ、
末等とか5等とかは従来通りの当せん確率に据え置くことで目先を惑わし、上位の当せん確率が1/2になるのをカモフラージュするという"妙案"を思いつくわけですな...
結果はどうなったかと言うと
1ユニット=1,000万枚最後の年末ジャンボとなった2014年は49ユニット発行予定で、1等が37本だったので実際売れたのは38〜39ユニットで約1,170億円の売上
1ユニット=2,000万枚最初の年末ジャンボとなった2015年は27ユニット発行予定で、1等が25本だったので実際売れたのは26〜27ユニットで約1,462億円の売上
前年比、20%の売上増で、特にユニット消化率の改善が目覚ましい
協会の思惑は成功したようです、今の所は
繰り返しになるが、末等をなくしてしまえば2等から5等までを従来のままに据え置いたとしても、
1等の当せん確率を半分に改悪することなく、1等前後賞合わせて10億円は実現できたわけなので、
どれだけ協会が末等に固執しているかが分かる
2016年の年末ジャンボの売上がどうなるか分からないが、
大衆ってそれほど馬鹿じゃないから、"目眩まし10億円"のメッキは剥がれてくるんじゃないか...